田中りんのメルマガです。みなさんこんにちは。
今日は、自分で自分のご機嫌を取れるようになることが何よりも大事というその、ご機嫌な状態ってなんなのか、ってのをお伝えします。
楽しいことするからご機嫌、ではないんですよ。
好きなことやってるからご機嫌でもなく。
何かをするからご機嫌なのではなく、
もともと人間はな〜んにもしなくてもご機嫌なのです。
びっくりしました??
で、不具合があるとちゃんと不機嫌になるんです。「対処してくださいよ〜」のお知らせですね。
赤ちゃん見てたら分かると思います。生まれたての赤ちゃんなんて、ハナからご機嫌ですよ。人生に悩んで眉間にしわ寄せて考え込んでる赤ちゃん、いませんよね。
おしっこでるよ、お腹空いたよ、寂しいから抱っこしてほしいよ、眠いよ〜、ってな不具合発生した時に、機嫌悪くなって泣くんです。「対処してくださいよ〜」って。
だって赤ちゃん一人じゃ何もできないからね。それでオムツ変えたり、おっぱいあげたりしてたらまたニコニコするよね。はいご機嫌に戻ってまいりました!って。
赤ちゃんは大人にやってもらいますが、大人の私たちはさてどうする???
自分で自分のご機嫌を取る、自分で対処するんです。これが本当の”自立”です。
子供の成長を見てるとだんだんできるようになってることがわかりますよね。
おしっこは自分でトイレに行けるようになり、
自分の手でお箸を使って食べれるようになり、
抱っこしてもらわなくても眠れるようになり、
気に入らないことも口で言えるようになり、
欲しいものを欲しいと言えるようになったり、…。という具合に。
さあ、だんだんレベルが上がってきますよ!
使ったトイレを掃除できるようになり、
料理して食事を整えられるようになり、
着たものをを洗濯して整えられるようになり、
思ったことを相手にわかるように伝えられるようになり、
本当に欲しいかどうか考えてから、行動できるようになり、…。
さらに
自分の気に入った道具で、工夫して仕事に励んだり、
栄養を学び、見た目を考えて、誰かのために食事を作る喜びを感じたり、
どうやったら、よりスムーズに心地よく整えられるか試してみたり、
言いたくないけれども、言わなくてはならないことであれば、勇気を持って発言したり、
欲しかったものを試行錯誤で自分で作ってみたり、…。
こうやって、自分の手で整えていくことこそが、”自分で自分のご機嫌をとる”つまり”自立すること”です。楽しいこと、好きなことをいくらやっても、自分の不具合を自分で整えられなかったら、決してご機嫌にはなれません。よく、経済的に一人でやっていけることを自立と考えてしまいますが、どんなに稼げたとしても、これができなければ自立ではありません。
人間は、もともとご機嫌であり、残念ながら不具合は生きている以上必ず起こります。なので、ご機嫌でいることって不具合を整えることだったんですね〜。
突き詰めると、体と心がご機嫌な状態に整える、ということになります。機嫌よく過ごすことって、何かをするのではなくて、自分をニュートラルな状態に戻すこととも言えますね。
さて、心のご機嫌についてみてみましょう。
これね、レベルが上がっちゃったところだけ、見てるから、いつまで経ってもどうにもならないわけなんです。大人になって直面する不具合はよ〜く考えると赤ちゃんの時と同じです。
それを自分で整えられるかどうか!!!
例えば、嫌味ばかり言ってくる上司に我慢ならない。イライラし続けてもう会社やめたい。
こんな状態で、ご機嫌になるために、いくら海外旅行行っても、好きなアーティストのライブに行っても、大好きなもの食べに行っても、その時は楽しいけれど、残念ながらご機嫌にはなれません。(そんな素敵なことは、ご機嫌になるためにやるんではなくて、心底楽しむためにやってください!)
赤ちゃんレベルまで戻ってみると、「傷つくこと言われて悲しいよ〜、え〜ん、え〜ん、涙涙」って泣いてんですよね。それを周りの大人が「どうしたどうした、そりゃ悲しかったねえ」って言って、言った相手に「もう少し優しく言ってあげてね」って親なら言うよね。そして何度言っても変わらないなら、その場から赤ちゃん抱っこして離れるよね。
この一連のことを自分でできるかどうか?ってことですね。勇気いりますね〜。だって今まで周りの大人がやってくれたこと、知らん間に自分でやらなあかんようになってますからねえ。
そこで、初めは人のせいにしますね。上司が悪い!って。そして面と向かって親がしてくれたような言葉は怖くて言わないまま文句言い続けてぐっと我慢。そして同僚に愚痴を聞いてもらう、ってとこかなあ。
ではどうすればいいのか?
①自分の感じた思いは自分で受け止める。
②そして、困ってることは相手に面と向かって伝える。
③その上で何も変わらなければ、その場を離れる。
赤ちゃんの時にしてもらったことと同じことを自分でするんです。みなさん、赤ちゃんにはできるのに、自分には厳しいですよね。
大抵の人は、①②をやらずに、直接③をやろうとするのではないかな?会社やめるぅ〜!って。でも怖くてそれもできずに悶々とする。身に覚えがありすぎます(笑)。
そして①②がどれだけ大切なことであり、ちゃんとしたこの方法を教えてもらった人は少ないのではないかな?
心を整えるということは、ちゃんと自分の感じてることを見てあげて、必要であれば、相手を思いやりつつ自分の気持ちを適切なコミュニケーションで伝えていく、ということです。
私はここクリアするのにとても苦労しましたし、身の回りの大人は誰も教えてくれませんでした。そして、ここができるようになって、ほぼ全てのイライラや悩みから解放されました。やっと自分で自分のご機嫌が取れるようになったんですね。そして、なんの根拠もない安心と自信を取り戻しました。
さて、体を整えることとはどうでしょう?
自然のリズムで規則正しい生活、いい食事、運動、睡眠を大切に。そして、家を心地よく整えて、着心地よい衣服を身にまとう。家事ですよね。
体さんは頑張りますから、無理してもすぐに死に至ることはありません。だけど、私たちが思ってる以上に、体を整えることを丁寧にすることで、びっくりするぐらいの快適な感覚を得られますし、これまた自分に対して心底オッケーを出せるようになってきます。こちらも根拠のない自身と安心感です。
心も穏やか、体も健やか。
その状態になれたならば、なんだって軽やかにできそうな気がしませんか?
ここで初めて、「よしよし!ようやく、自分で機嫌をとれるようになりましたね!では、お役目果たす準備が整ったと言うことで、こちらの方で総力をあげてフォローさせてただきます」というわけで、人生が次の段階に動き始めます。
そりゃそうですよね。自分の命を輝かせて生きようと思ったら、まず、使命果たす云々の前に、自分で心身共にご機嫌にできて、そもそも輝いてないと、お役目なんて果たせません。機嫌悪い人に大事な仕事頼めんよね。
立派そうな大人でも、いつもイライラ、
バリバリ仕事してる人でも、寝不足続き、
いつも楽しく外でワイワイしてても、家庭がぐちゃぐちゃ、
いい人と言われてるけど、怖くて本音を言えない、…などなど。
こんな人に、責任ある仕事任せられますか?
と言うわけで、何よりも、ご機嫌でいることが大事なのです。
心のご機嫌の取り方を学びたい方は、”心の声を聞くワーク”へ。
体のご機嫌の取り方を学びたい方は、”体感ボディーワーク”へ、是非どうそ。
本日もお読みくださりありがとうございました。
田中りん