やりたいことをしても満たされないのはなぜ?

田中りんのメルマガです。みなさんこんにちは。

とうとう立春ですね。いろんなお花がたくさん咲き出して、お散歩が楽しすぎます(笑)。

 

 

さて今日は前回の続きですね。独立する前と後で伝えてることにどんな違いがあるの?というお話です。毎回の長文にお付き合いくださりありがとうございます。

 

 

前回は、未来をコントロールするために、自分を内観してるんじゃあないよ、という事をお伝えしました。未来のためではなく、今をご機嫌に過ごすためだけに使ってくださいね。

 

 

一番伝えたいことは、自分で自分の心身のご機嫌を取れる方法です。そして、お母さんからそれを始めることで家庭が格段に幸せになるよ、ということ。それは変わらず一貫してます。

 

 

そのご機嫌をとるという事で、”自分を満たす”ということがよく言われていると思いますが、その解釈には当時から大きな疑問がありました。やりたいことをしよう!やりたくないことはやめよう!という耳障りのいい言葉を信じて好きに自由にすることが”自分満たし”だと勘違いしてしまうから。

 

 

やりたいことをやろう!と言って、海外旅行!とか欲しかったものを買う!とかしたとしても、それは達成感や高揚感の味わいであって(夢を叶えることは決して悪いことじゃないし、それが必要な段階もありますが、やりたいことは純粋に楽しんでください!)、満たされた安心感とは全く別ものです。

 

 

逆に、やりたくないことだからと言って日常を整えることを、めんどくさくて、手間がかかるので、”やりたくないこと”として手放してしまう人がたくさんいます。自分が心地よく暮らすために、衣食住を整えるために、自分の意思と自分の手で自分のために行動することこそ、自分を満たすことなのに。

 

 

 この、”自分を満たす”ということは、不足を外から補うために、何か特別な事をして満たすイメージが強いですね。本当はそのままで十分満たされていて、それに気がついていない、というのがしっくりきます。

好きな仕事ができようが、収入が多かろうが、夢がかなおうが、なんだろうが、関係ない。

 

 

そんなものなくったって、今の環境のままで、十分幸せだって思えることの方が何倍も大事で、実は一番難しい。

 

 

やったことないし、信じられないし、手間がかかるし、時間かかるから、難しく感じるけど、ヒントやコツはたくさんあって、感覚が閉じてる時はなかなかキャッチできないけれど、私はその感覚が開くお手伝いをしたいんです。

 

 

感覚が開いて、ああ、こんなにも恵まれていたんだ!って気がついてから湧き上がってくることが本当に自分がやりたいことだと思います。つまり、満たされてから自然に湧き出るもの。

 

 

みなさん、逆をやってると思いませんか? やりたいことをやったら満たされるんだと。

 

 

さらに手間のかかるめんどくさい事をやり続ける事でしか、心の底から満たされることがないというビックリなカラクリなんて受け入れられないと思います。

 

 

自分の命が本当にやりたいことは、頭で考えても決してわかるものではないんです。目標や理想を掲げて進むことって、頭がやりたい、エゴが満足する快楽のようなものばかりで、楽しいのは間違いないのだけれど、心の底から命が望んでいることと同じであるとは言い難い。

 

 

だから、私は理想の自分や目標を達成するようなお手伝いはできません(人生折り返す前の人生はそれも必要な段階はあります)。自分で一つづつ階段を上がって次の扉を開き続けて生きていく中で、次の扉に何があるかなんて誰にも分からないようになってるから。

 

その扉の向こうに、憧れの生活が用意されてます!なんてものはなくて、自分の命の成長に必要な出来事が用意されてるだけで、その先に自分の想像をはるかに超えた本当に望んでる人生用意されているだけで。

 

 

私がお手伝いできるのは、そのドアノブを自分で開ける後押しと、目の前のどんな出来事も自分のギフトとして受け取れるようになるための捉え方のヒントをお伝えすること。

 

 

その命が本当に体験したい”使命”にたどり着くための大きな人生の分かれ道で(私は人生の折り返し地点と呼んでいます)、迷って、怖くて、不安で、動けなくなってる人に自分の足で立ち上がって自分の人生を生きれるようなお手伝いをしています。

 

 

ここを折り返す時はこれまでのように、やりたいことをやり続けていても、曲がりきれないのです。地に足つけて、心を開いて周りの豊かさを受け取れるようになって初めて曲がることができるからです。 (そこらへんは前回のメルマガを参考にしてくださいね)

 

 

というのも、自分が独立する際に、人生を折り返した体験をしました。どんなに頑張っても夢が叶わない苦しさや、理想通りになったとしても違和感があるという体験があったからです。

 

 

そこから抜け出すヒントは、なんと、これまで自分なりにやってきた、地味で、シンプルな、暮らしと体、心を自分で整えることでした。これ以上丁寧な暮らしなんてしたくないなあ、と思ってましたが、なんとびっくり。やってみると当時思っていたよりも、はるかに奥深く、大切なことだったんだと再確認したことは、とても大きな変化です。

地に足をつけた暮らしをしない限りは、生き方を変えない限りは、心底幸せを感じながら自分のお役目を果たす今の暮らしはなかっただろうと思います。

 

 

これに気が付いた時、看板下げて独立するのは怖かったのですが、今は本当に独立してよかったと思ってます。自分の体験と大切にしている事を、思う存分お伝えできるようになりましたし、何よりも心が自由になりました。

 

 

文章で書くと限界がありますね(泣)。まあ、ざっくり言いますと、内観する方法は同じですが、それを使ってどこに向かうのか180度違うと言うことです。人生折り返す前と後では景色がガラリと変わってしまいました。

 

 

長くブログから読んでくださってる方に伝わっている事を願って。

 

本日もお読みくださりありがとうございました。

田中りん