自立するためには、心地悪い状況でとる選択は2つしかないんです

田中りんのメルマガです。

 

 

みなさま、こんにちは。季節は夏の土用(〜5/5まで)に入りましたよ!

この時期を逃さずに夏支度、冬仕舞いをすると、初夏を清々しく迎えてスムーズに暮らしが運びます。ぜひやってみてくださいませ。

 

さてさて、では。

 

私は仕事柄、親くらいの女性の方とお話しする機会が多いです。子供や孫のこと、はたまたお嫁さんのことなど、自分の家族のことを私に相談してくださることもしばしば。大先輩にアドバイスなんて!、、、とは思いません(笑)。

 

 

そんなことしたらお嫁さん辛いですよ!など力説します(笑)。そんな生意気なこと言っても、さらりと笑って聞いてくださる先輩方にいつも助けられてますし、私も気づきがたくさんあって面白いです。

 

 

私の心の声を聴くワークでは、子供の立場で親からどうやって自立していくのか、というお話をさせていただいてます。

 

コミュニケーションの方法や、対人関係において、親との間でうまくできずに苦しかったことは、いくら親元から離れたからといって、解決したことにも、できるようになるとも限りません。

 

自分の育った家庭内でのコミュニケーションや人間関係のパターンしか知らないから、心地よい関係性を体験したことがないので分からないから、当たり前なのです。

 

わからない延長線上であれこれやっても、なかなか解決しない。私も嫌っていうほど(笑)経験しました。

 

膨大な経験と学びをし、あらゆることにチャレンジしても、人間関係の苦しさは全く変わらなかったのですが、大きく事態が動いたのは、

こんなに苦しいのは”誰のせいでもなかった”という人間関係のカラクリがわかり、

”本音を伝えない限り真っ当な人間関係は築けない”ことを知り、

”本音の正しい伝え方”のスキルを身につけ、行動したこと、でした。

つまり、”自分のことは自分で守る”の一点につきます。

 

どこかで誰かのせいにして、こんな苦しいのは親の育て方が悪かった、世間が悪かったと、夫が悪い、上司が悪いと、自分以外に原因を求めて、それさえ変わったら自分も苦しみから解放される、という思いが少しでもあるのであれば、それは自立ではありません。完全に依存してる状態です。

 

おそらく、言いたいことも言わずに、常識を守り、一生懸命やってる方にとっては、一番聞きたくないことかもしれませんが、あの人さえ変われば、と思ってる時点で依存してることになってしまいます。

 

私なんて、、、と思ってじっと耐えてる状態も、決して自分を守ってるとは言えません。

 

 

親の立場、子どもの立場で、いろんな悩みを聞いてると、家族のどなたかが本音を言わずにいると、具合の悪い人が出てくる(笑)。もうそれはわかりやすい。

 

 

わかりやすい例で言えば、

お母さんがお父さんの機嫌にとても気を遣っていて、一生懸命家庭を回して来られた。娘が結婚し、産後鬱になっても出産は里帰りしたくない、と言い出して、お母さんびっくり。

 

 

なぜうちの子が?と困惑しつつも、お母さん、そんな子どものために、一生懸命世話をやく。しかし娘にキレられる。困り果てる。悩みを相談するも、周りの奥様達に、あなたのご主人はとても素敵で、優しくて、いい方なのよ〜、だから大丈夫じゃないかしら〜、と言われ、悶々とする。

 

これは、お母さん、お父さんに本音言えてないよね。それを見て育った娘さんは当然本音言えるわけないよね。だから具合悪くなって、それでもちゃんとコミュニケーション取れないから、最後キレるしかないよね。

 

 

キレる人は、コミュニケーションの方法を知らないだけです。

 

 

で、こんなお母さんが、”自分が原因だ!”って気がついて、お父さんに本音をちゃんと言えるようになってきたら、家庭は劇的に動くと思います。周りの人は、表面しか見てないので、いいご主人じゃないですか〜に騙されませんように。

 

 

いいとか悪いとか、成功してるとか、仕事頑張ってるとか関係ない!!!それとこれとは別の事。自分が今嫌な気持ちがする対応されたら、ちゃんとその都度口に出さなかったことが、積もり積もって娘さんの鬱になってんですよぅ〜。

 

 

 

そして、子ども目線から言えば、困った時に頼りにならない実家なんて最悪!お母さんが口出してくるからうっとおしい!って言う思いは、完全に依存だと自覚すること。

 

 

実家が頼りにならないなら、夫婦でやる覚悟。家族じゃなくても助けてくれるところはたくさんあります。そして、最も大切なのは、ちゃんとしたコミュニケーションスキルを身につけること。

 

 

実家が心地よくないんでしょ?そしたらあなたがすることは二択しかないんです。心地よい状態になるように自分でちゃんとコミュニケーションとっていくか、そこへ(実家)に行かないか。

 

 

自分を守るのは自分しかないんです。行ってしんどい思いするのであれば、行かない。しんどくないように自分を守ってください。

 

 

これまた驚きなのですが、自立できないときほど、居心地悪いくせにそこに行ってしまう。

 

 

例え行かなかったとしても、心地よい状態になるように自分でちゃんとコミュニケーションとっていくと言う学びは続きますのでご安心を。

 

 

目の前のありとあらゆる人間関係でそれはやってきます。実家から離れた町で暮らしたって。

 

 

家族の間でうまくできなかったコミュニケションを取らざるを得ない状況が必ずやってきます。その時に、その目の前の人とその都度対応してみてください。

 

 

普段接することのない実家よりも、あなたが日常顔を合わす人の方が重要です(親はどうでもいいと言う意味ではないですよ)。もちろん普段から親と顔を合わすのであれば、直にトライして見てください。

 

 

そして、今、信じられないかもしれないけれど、その苦しい経験も、自分で生まれる前に設定した単なるハードルなので、そこをどうにかクリアして、自分で自分のご機嫌を取れるように”本当の自立”にチャレンジしてください。

 

 

小声になるけど、

だからね、よくさ、今までの思いを親に伝えよう、と言うのあるじゃないですか?あれね、やってもいいけど、イベントとして、キッカケとしてやったらいいと思うよ。

 

思いの行き違いを確認して安心したりとかね。あれで人生変わって、自立なんてできないと思うねん。だって親以外の他人とのコミュニケーションの取り方わからなかったら、結局日常では困ったままだからさ(経験済み 笑)。

 

逆も然り。もう大人になった子どもに、甘えさせてあげられなかったからと、今甘やかしても、自立には繋がらないんです。子どもはそんなこと全て込みで、それでも自分の足で立つ覚悟をしてほいしなあ。大丈夫だから。

 

 

ですので、この場合は、お母さんはまずはお父さんと。そしてなんと、娘さんは旦那さんと、しっかりコミュニケーションとってください。ってことになるんです。

 

お母さん、びっくりよね。私の育て方が〜なんて過去を悔やんで、娘助けてる場合じゃないです。娘は娘のやるべき課題がちゃんとありますから!

 

 

おそらく、お互いに自分が日常で会う人、パートナー、店員さん、友達、同僚などなどにその都度、必死で本音を伝えるように動いたら、あっと言う間に動いてくると思います。

 

 

そして、家族のどなたか一人が、自立できるようになってくると、変わりますね。

 

 

家族がどうとか、過去がどうとか、関係ないんですよ。自分が今の前の人に対してどう動くか。何を伝えるか。そこだけに集中すれば、苦しさから抜け出せるんです。

 

 

私が一貫してお伝えしているのは”自分で自分の心身のご機嫌をとるという本当の自立”のための方法。

 

 

今今今の連続を丁寧に、目の前のことに、自分のために動き、口に出してたら、親のフィルターが入りこむスキはありませんし、例え親との苦しい過去があったとしても、その経験が昇華して感謝に変わっていきます。

 

 

そこまできたら大丈夫。自分を守りに使うエネルギーを、今度は周りを幸せにするために使う人生へ。

 

 

生きてる時間は、あっという間です。本当の自立を目指して、自分の足で人生を歩んでいきませんか?

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました!

田中りん