食器洗いが嫌いで食洗機を買ってもイライラが解消されない理由とは?

田中りんのメルマガです。みなさんこんにちは。

長いお休みが終わり、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

お休み中は、土用の時期でもありましたので、我が家はまずは大掃除と衣替えからスタートしました。

 

キッチンとお風呂場をピカピカにして、全ての網戸を洗って、床拭いて、衣替えして、さっぱりしました。おお〜気持ちいい!スッキリしたところで、立夏に突入です。

 

さて、そんな我が家は、全員一斉に家事に取り掛かるのを大切にしております。休みの日の朝はみんなで掃除して、食事の時も出来るだけみんなで作って、配膳して、片付けます。

 

10年くらいしつこくやり続けていると、子どもたちは自動的に動いてくれるので、とうとう私より先に動いてくれるようになってきました。食事の後片付けも、本当に楽で楽しい。いろんな話をしながらみんなで片付けます。

 

 

私は家の家事が自分一人の負担になることがこの上なくイヤでした。皆で使ってるところは、使ってる皆で整えたい。掃除してる横で知らん顔されてたら本当にガックシきます。

 

なので、時間を決めて、分担決めて、一斉に取り掛かって終わるようにしたり、自分が使ったものは自分で洗ってしまう、ということもお願いしてます。

 

なんでこんなにイヤなんだろう?と考えてみると、父親が全く家事をしなかったことが思い浮かびます。母がしてくれてた家事で家を整えてもらって、他の家族はな〜んも考えずに感謝すらせず、暮らしておりました。自分が母親になって、母のようにやってみたら、こりゃ、ダメだ!と。

 

ここで母親に感謝、となるはずでしょうけれど、私としては「ありがたかった。しかしなぜ手伝って、と言わなかったんだろう?」と不思議でした。

 

この不思議は、後にいろんなことを調べてわかるのですが、時代が変わったから仕方ない、が一番の理由だと思います。ちょうど40〜50歳くらいの方はこの一番の端境期にいると思います。

 

私たちの親までは、話合って心地よい着地点を見つける、ということよりも、決まっているから当たり前と思って従う文化が強かった。役割分担も強かったですね。

 

ですので、親の時代はそれでオッケーでして、何も疑問なく幸せに暮らせたと思います。ところが、今は家族の中でコミュニケーションをとりながら、お互いの心地よいを着地点探るという時代です。

 

家族以外だってそうです。誰もあまり経験したことない上に、親を参考にもできない。

 

なぜってそのスキルはほとんどの方は持ってないからです。言い換えると、本当の自立ができるようになってきた時代なのではないかな、と思います。

 

 

だから皆さん苦しいんだと思います。孤独感を感じることが多いんだと思います。決まった通りではなくて、自分が本当に何を感じて、どうしたいのかを口に出してコミュニケーションをとる場面が増えるばかりで、その方法がわからないから。

 

皆が同じで、決まったことなんてどんどんなくなって、個人で活動するできる世の中になってきたからこそ、その活躍を傍目で見て、ソワソワしてしまったり、違和感を感じてるのに自分の選択に自信がなかったりしてしまうのでなないでしょうか?

 

個人で活動するって、組織をやめて一人で何かをする、とかではなくて、組織の中であろうがなんであろうが、自分の思いを大切にして、目の前の人とちゃんとコミュニケーションできていること(私はこれを本当の自立と呼んでます)です。その一番の核になるのが、家族とのコミュニケーションだと思います。

 

それで、面白いのが、食器洗いが大嫌いと言う方が何人かいらっしゃって、ワークをしていくうちに「私、食器洗いが嫌いじゃなくて、キッチンに一人で作業させられてる感じがイヤだったんだ」って気がつく方が多いんです。

 

それが自分の本当の思い、つまり本音ですね。食器洗い嫌い➡︎食洗機買うでは、この本音に気がつかないし、食洗機買ってもずっとモヤモヤイライラしたままなんです。勿体無い!(食洗機ダメとかではないよ)

 

そんな時は、「お母さん、一人でここでお皿洗ってるの大変でイヤだよ〜、一緒にやってもらえると嬉しい。お願い!」と言ってもいいし、手伝わない人は食べられないのは当たり前よ、とルールを伝えてもよし。何だっていいのですが、とにかく伝えることが大事ですね。一人でやりたい方はそれもよし。

 

もし、何か不満があっても黙ってるということは、受け入れてるのと同じなので、周りは気がつかない。残念ながら私が母に感謝すらできなかったように、、、。

 

さらに面白いのが、そんな私が、たまに言われたお手伝いをやるのが本当に嫌で嫌で、激ギレして意地でもやろうとしない子供でして(笑)、当時を振り返ると、なんであんなに嫌だったのか?と不思議でならないのですが、今ならわかります。

 

お手伝いがイヤなのではなくて、お願いされたことをとにかくやりたくない。言う事を聞きたくなかったんですね〜。ワークでお伝えしている、”感情のカラクリ”そのままです。

 

”自分が自分にしてることをそのまま他人からされる”

”子どもは母親の一番のメッセンジャー”

 

母が自分の本音の言うことをきかない、から、子どもである私が言うことをきかない、と言うわけです。

 

実際に母は、自分が我慢すれば全てがうまくいくと言う立ち位置でして、イヤな目に合っても、自分から伝えることはしなかったし、それよりも楽しいことしよう!と言う感じでしたので、本音ってなに?と言う人でした。

 

で、今回実家に帰った時に聞いてみたんです。「なんで私あんなにお手伝いイヤやったんかな〜?お母さんそんな私みてどんな気持ちだった?」と。すると「だってしょーがないもんね〜怒ってるから!」と。

 

気持ち、出でこーへん(笑)。そりゃ、私のお役目として、気持ちに気づいてもらうまで、否が応でも言うこと聞かない、と言う行動取らざるを得ないよな〜!

 

子どもは母親の一番のメッセンジャーなので、なんでかわからないけれど、突き動かされるように母親の前で動いてしまうんです。私はずっとそのお役目をしてたんでしょうなぁ。

 

お子さんのいらっしゃる方は、「何回おんなじこと言わせるの!」って言う場面があると思うんです。それってそのまま、自分が自分に言うてるんです。

 

「本音何回言わせんの!早く対応してくれ!」って。

 

そして子どもに限っては、ただのメッセンジャーなので、対応する矛先は自分の周りの大人、つまりパートナーが一番大きいと思います。大人に言えないから子どもに当たる。

 

コミュニケーションの必要のない、自分一人でできることなら、なおさらどんどんやってください。大抵、自分が片付けないといけないものを抱えたままの時は、子どもに片付けなさい!って叫んでしまうようです(笑)。

 

お子さんにイライラされてる方は、子どもをどうこうする前に、自分が動いてみることから始めてみてくださいませ。

 

イライラ、不安、孤独感をどうにかしたい方は心のワークへぜひどうぞ。これからの時代の本当の自立への第一歩を踏み出しませんか?本当に感じていることを掴んで、正しいコミュニケーション方法で相手に伝える方法を知ってほしいです。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました!

田中りん