心の包丁の取り扱い方

田中りんのメルマガです。みなさんこんにちは!

 

もしや、そろそろ雨のシーズンに突入か?

南の方では梅雨入りだそうですね〜。

 

さて、今日は、お友達とお話してて思いついたことを。

 

皆さん、包丁を人に渡すときに、どうしますか?

柄の方を相手に向けません?

刃のほう向けて渡されたら、ちょっと怖くて近づけないですよね?

 

包丁ならわかるんです。

 

包丁のところを”自分が本当に伝えたいこと”に変えても同じなのに、なぜかコミュニケーションになると知らん間に、多くの方が刃を向けて渡してしまってます。

 

受け取るこっちは、怖い怖い。どうやって受け取っていいのか躊躇する上に、覚悟決めて手出して受け取ったとしても、血だらけ、という残念な結果に。

 

こんなに伝えてるのにわかってくれない!

嫌なことがあると、ずっとそのことばかり考えて悶々としてしまう。

 

そう感じているのであれば、もしかしたら、ちゃんとした包丁を渡せていない可能性が高いと思われます。

 

 

感情が揺れた時、心の中に、

”こう感じてるから(柄)、こうして欲しい(刃)”というものがセットで発生します。これが本音ですね。心の包丁。

 

包丁って刃に柄がついてるからちゃんと道具として使える。

 

刃と柄をそのままくっつけて、包丁の形に整えて、相手が安全に手に取れるように柄を向けて渡せれば、何の問題もないいのですが、ほとんどの方は、包丁が何かも、どこを持ったら切れてしまうのかもわからないまま取り扱ってるように思います。

 

 

 

 

(例;友人に約束破られた場合のやりとり)

 

刃だけ投げつける➡︎それは命令です。受け取った方のダメージ大!血だらけ!(例;約束守れよ!)  「こうしてくれたらうれしい」というお願いが本来の形です。

 

柄を勝手に握りにくく加工する➡︎一番大事な”こう感じた”という本当の想いを口に出すことが怖くて、すっかり加工が当たり前の状態になり、文句や怒りの感情が本音だと思い込んでる。(例;ふざけんな!むかつく!)

本音は怒りの感情の奥にあります。

 

柄だけ渡す➡︎感情だけ言われても相手はどうしようもない。(例;そんなんされたら悲しい、、、)

 

他にもいろんなバージョンありますよ。

 

刃をそのまま渡すのが怖いから、マシュマロで包んだ状態のまま投げつけるという方。

 

こうして欲しいってはっきり言うのが怖い時に、正論、常識、世間体などで一回刃を包みこんで投げつける戦法です。

私もよく使ってましたね〜。助けてが言えない方はまさにこれです。

(例;約束破られた方はあなたのために時間を空けて待っていたわけだからそれはないと思う、普通はこんなことしないでしょ)

 

だけど、決して「そんなんされたら悲しいから、約束は守って欲しいよ〜」とは言わない。

 

言ってることは正しいけど、正論ばかりで、何考えてるかわからないし、緊張感だけが現場を覆い尽くします。

 

だけど、受け取った人、気がつくよね。痛っ!って(笑)。

だってマシュマロから刃が出てんだもん。

 

これができてる人は、まだいいのかもしれません。

 

問題は、モーレツに腹がたつのに、本音が何かわからないまま、とにかく何か言いたいが、言えない状態。つまり、柄のない刃物を心の中で素手でこねくり回してる状態。手、血だらけですよ!!

 

断ったりできない、いい人、察して欲しい人に多いです。

 

本当は腹が立ってるのに、相手にもいいところがある、何か忙しかったに違いない、などと自分の本音を言わなくてすむ言い訳を必死で作りだし、自分は物分かりがいいい大人だ、と思い込んで、自分の頭の中だけで解決しようとしてる状態です。本当に感じてることなんて丸無視です。

 

この状態の方が一番日常イライラしてると思います。子どもの失敗や常識内で行動しない人に、異常に腹が立つ方ですね。

 

だって、出したい感情って抑えられないですから!

 

まずは、心の中の柄(本音)を探して、刃(お願い)とくっつけて、ちゃんと包丁として使えるように整えてください。

 

そして、相手が安心して受け取りやすいように渡してください。

方法は、こちらの記事に書いてますので、ぜひご参考に!

 

 

そのつど相手に渡せば、心の中に包丁持たなくて済むんです。

 

包丁、包丁って物騒な感じするけれど、包丁なかったら美味しいご飯作れません。無くてはならない大事な道具なのに、使い方間違えたら、お互い血だらけ、傷つきまくりなんです。

 

包丁の目的が安全にものを切ることのように、コミュニケーションの場では、誰も傷つくことなく相手に思っていることが伝わることが目的です。

 

本音も全く同じです。

 

出し方間違えるとお互い傷つくけれど、

ちゃんと出せば誰も傷つかないんですよ!

 

 

出さなかったら自分だけ傷ついてる状態なんですよ!

 

 

そしてちゃんと出さないと美味しい料理が作れないのと同じで、気持ち良い人間関係が作れません!

 

ですので、今、心の中の包丁はどんな感じかな?って探ってみてください。

 

 

柄はどれ?刃はどれ?ちゃんとくっつけてるかな?出す方向間違ってないかな?って。

 

その包丁を受け取って、切るかどうかは相手の意思なのでそこまでは介入できませんが、ここまでの間、誰も血だらけにはなってません。

 

誰も傷つくことはないんです。コミュニケーションって、言うこと聞いてもらうのがゴールでは無くて、自分の本音がちゃんと伝わることなんです。

 

 

本音に蓋をしすぎていると、最初は自分の本音と世間体や常識との区別がつかないってなことも多々あります。

 

それは当たり前のことなんです。一回正しい方法を学び、諦めずに一つづつ本音を口に出していくたびに、はっきりとわかるようになりますので、ご安心を!

 

本音が言えた時は、グワッと力が抜けて、身体中に血が廻り出しますので、決して言った後イライラしません。

 

脱力感と満足感が体をおそってきます。そこが本音かどうかの見分け方のポイントです。

 

学びたい方は心のワークに是非どうぞ!

 

 

 

 

 

ホンマかいな?本音を伝えてもええんかな?という方に。

 

2年前に心のワークに来てくださった方から先日いただいたメールを紹介します。(ご本人からオッケーいただいてます)

 

心の包丁、一つづつ出せるようになられたんだなあ!と嬉しく思いました。

 

連休中、お子さんを旦那さんのご実家に一週間ほど連れて行ってもらい、一人でおうちを断捨離してスッキリされたそうです。

 

本当にやりたいことなので、周りにお願いしても快諾。結果誰もが楽しく有意義なお休みになったそうです。

 

以前は、子どもを預けることやお休みなのに家族で一緒にいないことはいい母親ではないのでは?と言う自分の常識にがんじがらめになって、こんなお願いできなかったそうです。

 

どれが本音かしっかりと掴んで、それを言葉に出して伝え、実行すると、みんなが幸せになれるです。

 

それをやらないと、イライラが溜まってくるんですね。

くさいものに蓋とはまさにこのことです。

楽しいことをいくらやっても満たされないのはここがポイントですね。

 

 

ーーー感想ーーー

 

・くさいモノに蓋をしたままワクワク行動しても、モヤモヤは減らない。

・自分が本音で生きてると、子供が泣きわめいても夫が子供と喧嘩してても、鼻唄ふんふーん♪

 

この2つは、最近やっと自分のモノになってきました!りんさんに教えて頂いたことは、一生使えます!

 

忘れっぽいので、りんさんのメルマガで大切なことを思い出せます!これからもメルマガ楽しみにしております☆

 

感想の全文はこちら!

 

ーーー感想終わりーーー

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました!

田中りん