イヤな感情をありがとう。これが相手を受け入れた瞬間です。

田中りんのメルマガです。 みなさまこんにちは。

 

季節はいよいよ夏至ですね。

 

朝も早くて、夕方が長くて。まだまだ暑くなく爽やかなので、1日がとても長く感じます。

 

 

さてさて、今日は、感謝について。

 

 

感謝したほうがいいよね。誰だってそう思いますよね。

なんでも目の前の事に感謝して、凪のようにいたい。

 

私は以前はそうおもってました。

 

感謝することは素晴らしいこと。大人ならば当然のこと。

 

 

そして、周りの人を全ていい人だと思い込もうとしておりました。

 

自分の本音を我慢して、なんとか周りの人を思いやって受け入れたつもり。

 

どんなに嫌なことになったとしても、仏の心で受け止めたい。

 

それこそが相手を尊重することだと思ってました。

 

仏でもないのに(笑)、そう思ってました。それが大人の振る舞いだと。

 

 

 

周りから見たら大人な感じに見えるのかもしれない。

 

文句言わないし、怒らないし、やたらと感謝してくれるし。

 

 

 

しかしね、本音はごまかせないのです。

ちょっとした違和感、ざわつき。

 

 

本当は心の中で傷ついて悲しい思いがした時に、心底笑って相手を受け入れるなんてできないのに。

 

 

 特に特に相手が周りから”いい人”と言われてる人ならばなおのこと、あの人いい人だから、悪く言ってはいけない、許さなくては!と。

 

 

パワフルないい人は、お節介にまで発展します。

 

頼んでないのに、あなたを思ってといろいろと助言をくれる

困ってないのに、世話を焼きにやってきます。

 

お願いしたことと違うことを一所懸命やってくれてる時なんて、

 

やってくださってることは、ハタから見れば親切なのですが、

肝心な自分は望んでいない。

 

 

つまり、相当無理して相手を受け入れ、

相当頑張って感謝に持っていてる、ってこと。

 

 

 

え〜!!ですかね?

そんなことないよ!かな?

 

 

 

私は当時、これって普通じゃないの?そう思いました。

 

 

だって、感謝が自然と湧いてくるという状態になったことがなかったから。

 

 

ところが!

 

イヤな感情から自分の本音を直視して、相手に伝えられるようになった時、

 

イヤな相手あってこそ、自分に湧いてきた感情が、”あなた今ズレてますよ!!”という命からのメッセージだというカラクリがわかるようになってきて、

 

どんなにひどい感情でも、クリアな目でしっかりと見て、受け止めて、自分へのメッセージへと変換することができるようになったので、もはやイヤな感情はありがたいとすら思えるようになりました。

 

 

イヤな感情をありがとう。これが相手を受け入れた瞬間なんです。

 

 

だって相手は、自分が見ないといけないイヤな感情を運んできた、ただの郵便屋さんなのですから。

 

 

こんな、醜い、えげつない感情、よくぞ運んできてくれました!って。

 

 

だから、相手を悪く言ったらいけない!という道徳観念に縛られて、ムクムクっと湧いてきた「え〜なんかそれされたらやだ」という感情を「あの人はこんないいところがあるから」とかで蓋して欲しくないんです。

 

一発目の感情が勝負です。

 

 

ぐわっと掴んんで、目を開いて、ガン見してください。

 

 

自分の中の奥深くにしまってある、未解決の感情を見て欲しくて、その現象が起こっているだけなのですから。

 

そこに蓋するから、イライラしてしまうだけで。

 

 

その感情を昇華させるためには、今目の前の人との関係の中で、口に出して伝えることが何よりも大切です。

 

 

過去のトラウマをどうのこうのしている暇はありません。

 

今、目の前の人との関係でしか、過去を癒せないし、未来を変えることもできません。

 

そうすることによって、目の前の世界は音を立てて変わっていきます。未来が変わり始めた証です。

 

 

自分の感じたことをちゃんと相手に伝える。

 

自分と相手の考えを擦り合わせしないまま、相手を尊重するなんてできません。

 

黙って、相手の言うことを受け入れることが、相手を尊重することではありません。

 

本音を言うのが怖いから、自分を守らずに相手の味方をした、と言うことに他なりません。

 

伝え方だってとっても大事。

 

怖いからって、最初から妥協案を言ってどうしますか!命だってちゃんと聞いてんです。

「ああ、またないがしろにされた」って。

 

そりゃ、命は泣いてますよ!私を一番に大切にして!って。

 

 

ど真ん中をきっちり伝えてください。

 

そこからが話し合いのスタートです。

 

うどん食べたいのに、遠慮して「麺類が食べたい」と言ったら、パスタ出てきて、「も〜気が利かない」って言ってるようなものです。

 

自分ちゃんと言うてないやないかっ!!ってことです。

 

相手もバカにされたと思いませんか?

尊重されてません。

心当たりありませんか?

私は、当時そうでした!

 

 

頑張ってきた人は、ここら辺が一番苦手だと思います。

 

迷惑かけない、人の役に立ちたい、空気読まなきゃ、などの思いが強い方ですね。

 

心底湧いてくる感謝を体験したら、度肝抜くと思います。

 

えええ〜!こんなんで良かったのぉおお!って。

 

 

 

相手を受け入れる、と言う本当の意味は、相手によって湧いてきた感情を読み解いて、自分の糧に変換していくこと。

 

 

相手を尊重すると言うことの本当の意味は、自分の本音を自分の口で相手に伝えること。

 

 

自分の命も相手の命もそれをわかった上でのことなので(相手は頭では気がついてないかもしれません)、口から言葉を出したら、お互い命の深いところで、「お役目ご苦労様でした。おかげさまで本音を言うことができて、感情を解放することができました」と言うやりとりをしているのではないかと思います。

 

 

それが本当のコミュニケーションだと思います。

(伝え方についてはこちらの記事をご参考にどうぞ!)

 

 

ブツブツ文句を言ってるの、もうやめませんか? 

 

 

その瞬間、自分の感情に気がつかないから、と言って本音を置き去りにしていませんか?

 

一回でできるようになると思わんでください。

 

何回も何回もトライですよ。

 

 

後になってなんか腹が立ってきた、と気がつくのは当たり前です。

 

それでも、伝えるんです。

 

そしたら、だんだん感度が良くなってくるので、その場でリアルに自分の本音がわかるようになってきますから!

 

 

感謝は自然とあふれるもの。

 

 

本当のコミュニケーションの方法を学びにきてください。

 

自分一人では思いぐせは、なかなか気がつくことができません。

心の声を聴くワークでお待ちしております。

 

今日も、お読みくださり、ありがとうございました!

田中りん