田中りんのメルマガです。みなさんこんにちは。
毎日とんでもない湿度が襲ってまいります!
日本の気候は本当にめまぐるしくて飽きません(笑)。
さてさて、先日、友人からとってもいい話を聞きました。
プールで泳げない子どもをじっと見ていた時のこと、
怖がる子どもの頭を先生が水の中にぐっと押して慣れさせてたと。
一瞬、そこまでやる!?ってびっくりしたそうなんですが、
そうやって、無理矢理にでもやらせた子どもたちは、他の先生と比べて
格段にみんな泳げるようになっていったとのこと。
あっと言う間に、泳げるようになって、あんなに不安そうだった子どもたちが
嬉しそうに泳いでいたキラキラの笑顔が忘れられない、と。
顔つけるまでは怖いよね〜!
こんなことするくらいなら、泳げなくていい、って思うよ。
わかるわかる。
そりゃ、泳げなくっても、浮き輪につかまって、ぷかぷか浮いてる方が良さそうだもの。
泳げない不安は浮き輪に捕まる手の力を強くすれば大丈夫って言い聞かせ、
行きたいところへは誰かが押してくれなきゃ、っていつも誰かを頼って、
キラキラした水の中を見てみたくても、まあ、上から見ればいいやと諦めて。
頭から水の中に潜る時の静かで冷たい感触を味わったり、
海の中の綺麗な景色を見たり、
水の中で鬼ごっこして盛り上がったり、
思いっきり泳いだ後の疲れた時に浮き輪で揺られる心地よさを感じたり、、、
浮き輪につかまってたら、決して味わえない喜びがあることなんて浮き輪を手放さない限りわからない。
生きてたら、まさにこれの繰り返しなのではないかな。
目の前にやってきた怖くて怖くてどうしようもないことに覚悟を決めて飛び込むと、その後必ず、少し自由に、そして少し楽になっている。
味わうことができることが一つづつ増えて、世界が少しづつ広がって、優しくなって。
だんだんと、自分が安心してここで自分を生きることができるようになってくる。
自分の足で立てるようになってくる。
本当の自立ですね。
人
は、いつかどこかで初めて浮き輪を手放す時がやってくる。
人生の折り返し地点です。
本当の自立への第一歩。
荒波が襲ってきて、浮き輪を掴んでいた手がこれ以上力が入らない状態になった時、その手を離して、顔に水がかかってでも、必死でもがいていたら、いつの間にが泳げるようになるのだけれど、
その時に、どうしても勇気がなくって絶対に浮き輪を手放せないと言う時もある。
ふふふふ、どっちもしんどいよね。
だけど、手放した方が後が楽しそうではないですか?
私のワークに来てくださる方は、いい加減浮き輪を手放して、自分の力で自由に泳ぎたい!って思われた方や、浮き輪を手放したけど、泳ぎ方がわからず、とにかく苦しみながらもがいてる方だと思います。
浮き輪につかまったまま、顔に水をちょっとだけつけるくらいでは、人生は折り返せないようです。浮き輪遠くに放り投げて、エイって頭から突っ込んでいかんと!怖っ!!
本当に初めて浮き輪を手放す時って、怖すぎて、受け入れたくない。
発狂して、取り乱して、抵抗して、最後は
「クッソ〜!、イヤや〜。なんでこんな目に合わなあかんねん!ああ〜でもこれやらな次進まれへん!ええい!やったるわ!!」ってなると思う。
本当はみなさん、大人になったら泳げる体にちゃんと成長してるんです。
自分の力でバッサバッサと泳げる体。
後は、浮き輪手放して体動かして、泳ぎ方を学んで、実践するのみなんです。
まだ泳ぐ力のない子どもの時に守ってもらった浮き輪。
いつまでつかまってますか?
もう、体入らないくらい、体重支えられないくらい小さくなってる浮き輪に、今後の一生を預けますか?
正義、
常識、
正論、
世間体、などなど
こう言ったものが浮き輪の正体です。
それをなくしたら非常識な人間になりそうだと思われるかもしれませんが、ちゃんと人としての思いやりやは失いませんから大丈夫です。
何かトラブルがあった時、
普通は、常識では、こうするべき、信じられへん。と思うでしょう。
こんな思いがあるのであれば、がっちり浮き輪を掴んでいる証拠です。
自分ではなかなか気がつきませんが、完全に依存している状態です。
その後の本音は、、、
(ほとんど自分では気がついてません。)
だから相手が悪い。
私は何も悪くない。
相手さえ変わってくれたら、私は幸せなのに。
だって、相手が悪いと言うことにすれば、自分が動かなくてもいいのですから、完全に依存です。
真面目に頑張ってきた方には一番受け入れがたい事実です。自分で最も気がつきにくい部分です。
正論や常識の陰に隠れている依存に気づいてください。
正論言えば誰も自分のことを責めないので、自分の依存心を直視しなくて済むんです。
そこに初めて触れた時、ほとんどの方は涙します。
初めて自分の内面を直視できた安堵感と、これから自立することの怖さが、ないまぜになったような不思議な涙が溢れてきます。
そこで立ちあがる覚悟をしたら、ちゃんと神様のサポートが入りますのでご安心を!
神様は、そうやって自立しようとしてる人を、泳げるようになって喜んでる子どもを見てるような気持ちで応援してるんだと思います。
大丈夫!やればできるし、できるようになったら絶対に楽しいからばんがれ!って。
だって、そうでしょ?頑張ってる人ほど応援したくなりますよね?
神様だって同じ。
泳げるようになると、浮き輪が邪魔なように、なんであんなに依存してたんだろう??って時がきます。
自分で動くことで、目の前の世界が変わると言う経験をすることで、自信がついてくるのです。
それはそれで、自立できるようになるまで必要だった大切なものなんです。
だから、感謝とともに手放して、本当に困った時に助けを求めたらいいのです。
後は、やってみるのみ。
私が心の声を聴くワークでお手伝いできるのは、
心地悪さを感じてる方に、今、浮き輪を掴んでますよ、と客観的にお伝えし、まずは自分の状態を知るための自分との対話方法をお伝えすること。
そして、その後の泳ぎ方をお伝えすること。つまり、周りとのコミュニケーションの取り方をお伝えすること。
浮き輪を手放す怖さも、その後大丈夫なことも知ってるので、一緒に泳げるようになるまでサポートさせてもらっております。