自分が一番大事にしているものを知る方法とは。

田中りんのメルマガです。
みなさんこんにちは。

 

 

今回は、何年もかけてやっと見えてきたことについて感じたことを。

 

先日、私の娘たちが通っている学校の卒業生のお話を聞く機会がありました。

 

娘たちは12年一貫のフリースクールに通ってまして、その教育理念は100年前、ドイツで”自由への教育”として始まりました。

 

10年前の長女が入学する時、我が校は、まだ卒業生も出てなくて、12年一貫のこの教育を受けた子供たちが日本で実際にどんな大人になるのかなんて、誰も見たことがありませんでした。

 

子どもたちが、本当に自立して、自由な人間になってほしいと願い、その理念を信じて自分たちで運営し続けてきた学校です。


正直、親の私たちでさえ(少なくとも私は)、本当の自立と自由の感覚で立つのに苦労している状態で、それでも感覚としてピンと来るものがあったから信じてやってきたようなものです。

 

その子どもたちが卒業してどんな大人になったのか。

 

20代後半の彼らの話はとても興味深かったです。

 

自分の人生をどう進めているのか、というお話の中で、とても印象に残ったのは、


自分がとても大事にしているものがあって、
言葉にならない、自分でもそれが何かわからない。


それはやってみなくてはわからなくて、
何かをする時には、
半歩出して様子を見て、
しっくりきたら、一歩踏み入れて。
行けそうだったら二歩目を出して。
違うと思ったら足を引っ込める。

 

そうやってやってみたら、新しい出会いがあって、
そこから世界が広がったり、人生の大きなきっかけになったりする。

 

というお話。

 

彼らに共通してたのは、
自分の感覚をとても大事にしているということと、
やってみて違うと感じたら、立ち止まれること。

 

大学に行ったとしても、途中でちゃんと立ち止まって、
必要であれば休学したり、
進路変更したり、
転職したり。
全く違う道を体験しに行ったり。

 

自分の感覚を信じて、自分の足で歩いてる。
これが、卒業していった自由な自立した人の姿でした。

 

 

感覚に合うかどうかなんてそっちのけで、
理想や目標を掲げて、
それに向かってルートを決めて、とにかくこなしていく。
目に見える結果を出すことがいちばん大事になってしまい、
自分の心は置き去りになることは仕方がない、、、。

 

こんな不自由な世界で生きてきた私は、
彼らのように”自由に”生きたいと願ってここまでいろいろと
頭を打ってきました。

 

娘たちが学校で学んでいる間に、私も必死に学びました。

 

この教育理念以外にもたくさん学び、
自分がようやく自立できるようになった今、
自由とは好き勝手にすることでは決してないし、


自分の感覚に丁寧に向き合うこと、
そして、それを行動していくこと。
などなど肚に落ちたことを、

 


彼らはもうすでにできるんだ!という嬉しさと羨ましさ。

 

そしてもう一つ、印象に残っていたことは、
いい環境で育ってきたから、そこを大事にしたい、
人にも世界にも優しいものを大事にしたいと思って仕事を選んだ、というお話。

 

 

幼い頃から
音のない静かな環境、
手触りのいいもの、
本物を見て、
体にいいものを食べ、
自然に触れて、
睡眠をしっかりとって、、、、。


学校以前に、家庭で子供たちをどのような環境で育てるのかを
とても大切にする教育なので、

 

手間がとてもかかるのは、
このインスタントの時代にとっても難しいことでした。

 

だけど、そうやって、
ゆっくりと、
丁寧に、
静かに、
本物の心地よいものに囲まれて暮らしていると、



違和感があるときにすぐに気がつくんだな、と思いました。

 

その感覚は本来誰もが持っていて、
それを大事に守っていけば、
前に進む時、ちゃんと違和感が発動して軌道修正しながら、人生を歩んでいけるんだろうなあ。

 

きっと多くの大人は、その違和感をキャッチするセンサーが鈍ってしまうような暮らしをしてるんだなあ、と思いました。

 

娘たちが幼かった頃は、全力で優しい暮らしをしていましたが、ここ数年、今度は自分のために、もう一度その暮らしに戻すよう意識していたので、とっても納得でした。

 

きっとこれから世の中には、彼らのような若者がたくさん出てくると思います。
そして、世の中も、その方向に向かっているのでしょうね。



自分の感覚を信じて、まだわからない未来を楽しんで受け止め、一人一人が自分の判断で行動していくことができる時代。

 

自分を信じて自分の足で立つことは、練習すれば誰でもできます。

まずは、違和感をキャッチできる自分に普段から整えておくこと。
(それ自体が本来は地よい暮らしなんです)

そして、まずは動いてみること。



ぜひこの時代だからこそ、チャレンジしてみてください。

 

 

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自分の感覚に目を向けるために。

心の声を聴くワークでは、

感情から自分を直視する方法、

本当のコミュニケーション方法を学びます。

自分の心をご機嫌にするための講座です。

困った感情をほったらかしにせずに糧にして、

昇華することを学びます。

 

 

体感ボディーワークは、

体の不具合から自分を直視するワークです。

体はとってもおしゃべりですし、

よく自分のことをわかってます。

自分の体からのメッセージを読み取って、

生き方の軌道修正をはかるためのワークです。
体の違和感を感じることを大切に。

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございまいした。

田中りん