決まってしまったこの状況で得られる学びとは?

田中りんのメルマガです。
みなさんこんにちは。

 

世間はいろいろ大変ですが、
みなさんご機嫌に過ごせておりますでしょうか?

私は、家にいる子どもたちと
毎日毎日、のんびり暮らしております。

 

朝はゆっくりなので、娘と散歩して。
朝ごはんの味噌汁は次女の担当にして、
一人でご飯が作れるように毎日練習。

 

おやつは娘たちがいろんなものを作ってくれて。
エクレアやよもぎ餅、いちご大福やら。

 

込み入った仕事でなければ、
お客様に断って、我が家の娘たちもいますが
それでもよろしければどうぞと。

 

小さなお子様を連れて来てくださる方もいて、
子どもたち同士で楽しく遊んで待ていてくれたりします。

 

周りの子供たちも、習い事もなくなり、
思う存分お友達と遊びに没頭してます。

 

遊ぶのは、河川敷や山や公園へ。
まあ、これは普段と変わりなし。

 

しかし、そこには、
これまでの平日と違ってたくさんの人々が
楽しそうに過ごしてました。

 

高校生のカップルが楽しそうにキャッチボールしてたり。

家族でのんびり過ごしていたり。

 

夫が早く出勤して、早く帰ってくるようにしたので、
夕ご飯はみんな揃って食べてます。

 

そりゃ、いろいろと大変なこともある。

 

だけど、なんだろう。
毎日とても満たされてる。

 

 

そんな時に本屋で目についたこの本。
読んで驚愕。そして納得。

「FACT FULNESS
ハンス・ロスリング 著
日経BP

 

だいたいこの200年で世界は飛躍的に、
物質的に豊かになったという事実が
データとともに記されていた。

 

そしてほとんどの国が、
今や、十分満たされているのだと。

 

雨風しのげる暖かい家で、
一人一枚の布団(ベッド)に眠れて、
毎日食べるものがあり、
清潔な服を着ることができる。

 

では200年前のほとんどの国の状態は
どうだったかというと、

 

寒さに震えながら、
家族で雑魚寝して、
毎日なんと食いつないで、
毎日同じ服を擦り切れるまで着ていた。

 

 

みんな、そろそろおかしいと思わないだろうか。

 

こんなに物質的に豊かになったのに、
どうして時間に追われてしんどいのだろうか。

 

AI だって登場してるこの世の中、
便利になってるはずなのに、どんどん忙しくなっている。

 

家族揃って、食事すら、会話すら
楽しめない毎日って何だろう。

 

体を動かし十分休み、
丁寧な食事をすることができないほど
仕事に明け暮れる必要があるのだろうか?

 

寝る間を惜しんで、技術を開発したから
こんなに豊かになれたんだ、というのもわかる。

 

だけど、物質的だけじゃなくて、
精神的にも豊かになっていいのではないだろうか。

 

やりたい人がやるのはいいのだけれど、
そもそもこんなに長時間働いていて、
健康的な暮らしをすることの方が
難しいのではなかろうか?

 

子どもだってそうだ。
習い事ばかりでタイトなスケジュールで
ゆっくりと考えを巡らしたり、
思いついたことを手を動かして作ったりする時間さえない。

 

20代で、馬車馬のように働いて、
いつも寝不足で、
まともな食事すら作る気もなく、食べる時間もなく、
全く心休まらない狭いワンルームで
不安に押しつぶされそうになりながら
体調の悪さと戦いながら
必死に働いていた時と比べたら、

 

私は今、とても豊かだと思う。

 

それなのに、それなのに。
どうして、その時と同じくらい
やることに追われる必要があるのだろうか。

 

目の前の家族の目を見て、話ができないほど、
忙しくする意味は何だろうか?

 

携帯ばかり握りしめて、
子どもの顔や心を見ることなく
効率よく物事を進めることだけに集中し、
心ここに在らずで過ごす毎日って
一体なんだろうか?

 


もしかしたら、
これ以上何かをやらなくてよかったんじゃないだろうか。

 

 

私は以前、
自分の目の前の豊かさに全く気がついていなかった。
そして到底受け入れられなかった。

 

もっともっと。
成功、人脈、お金、環境など物質的なことを、
より手に入れたいと思っていた。

 

しかし、どこまでいっても満たされないことに気がつき、
これ以上手に入れたところで
満たされた感覚にはなれないことを知り、
仕事のやり方を大幅に見直したことがある。

 

遠方の出張はやめ、
会場を借りていた仕事は基本家でやることにし、
働く時間を半分にしたりと
かなり手放した。

 

そうやって捻出した時間を、
自分を、暮らしを、家族を、整えることに費やした。

 

それによって、かなり意識的に
目の前の豊かさを味わう暮らしに切り替えた。

 

切り替えにはかなりエネルギーを要した。

 

ささやかで、地味で、何の変哲も無い穏やかな日常の中に、
どれだけの豊かさが詰まっているのかを、
感じられるようになるには、
ある程度の時間と訓練が必要だからだ。

 

手軽で、インパクトの強いもので
欲を満たす事しか知らなかった私にとって、
日常の中で、自分で自分を満たすことが
こんなにも心地よいと知ったのは
数ヶ月もたってからのことだった。

 

 

今では、家族との時間が増え、
仕事の質が上がり、
暮らしは丁寧になり、
より楽しく家事ができるようになった。

 

あの時、本当に舵を切ってよかったと心底思う。

 

私が欲しかった”揺るぎない安心感と満たされた感覚”


それは、物質的なものを追い求めているだけでは
決して得ることのできなかったが

 

自分と家族、暮らし、つまりは目の前の日常を
大切にすることでしか得られないということに気がついた。

 

今回の休校にまつわる諸々。

強制的に不必要に抱えていたことを手放したことで、
家族とのかけがえのない時間や、日常の豊かさに
気がついた方も多いのではないだろうか?

 

 

もしも、この状況で、
足止め食らった感じで、
イライラとため息をついていたのであれば、
少し立ち止まって、大きく深呼吸!

 

せっかくのチャンス。
これまでと同じ暮らしをしようと躍起になって、
コントロールするより、決まってしまったこの状況。

 

家族との時間を思いっきり楽しんでみてください。

たまった家事を片付けて、
家を整えて暮らしやすくしてみてください。

体を動かしてお散歩でもしてみてください。

美味しい料理を丁寧に作ってみてください。

 

世界は豊かで素晴らしいと気づくチャンスですね。

 

本日もお読みくださり、
ありがとうございました。

 

またお便りしますね。

自分とつながるぬくもりサロン
田中りん

 

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